東京都の給水所の災害対策工事として、ステンレス止水板の設置をいたしました。
材料はSUS304で板厚が7.0tと大変珍しい板厚の材料を使用するということでお問い合わせいただき、施工させていただくこととなりました。
作業内容は
既存、又は改修するコンクリートの壁にステンレスの板で壁の高さを嵩上げして災害時にライフライン(水道)を守る為に…という事でした。
起きて欲しくはありませんが、万が一の災害のときに役に立ってもらえればと、思います。
東京都の給水所の災害対策工事として、ステンレス止水板の設置をいたしました。
材料はSUS304で板厚が7.0tと大変珍しい板厚の材料を使用するということでお問い合わせいただき、施工させていただくこととなりました。
作業内容は
既存、又は改修するコンクリートの壁にステンレスの板で壁の高さを嵩上げして災害時にライフライン(水道)を守る為に…という事でした。
起きて欲しくはありませんが、万が一の災害のときに役に立ってもらえればと、思います。
約半年かけて考案、製作してきた。
オールステンレス製のメッシュコンベア(自走昇降式)が完成、設置完了しました。‘かん水‘と呼ばれる天然ガスとヨウ素を含む地下水の水路に落葉などのゴミを収集するコンベアを設置いたしました。(なんと、この水は石器時代の地下水だそうです)
設置場所の水路の枡部分です。
工場に実寸サイズの枡を製作し、その中で製作、設置、試運転を重ねました。
このコンベアはフレーム、スプロケット、チェーン、メッシュなど全てSUS304の材料のみを使用して製作しました。ステンレスは熱影響による歪みが鉄の1.7倍と大きい為に、歪み取り(矯正)には高い技術を必要としました。
また、設計上では見えない部分も多く本当に一つ一つの取合いに気を配りながらの製作でした。
側面からの落葉等の進入を防ぐ工夫もしました。
躯体との隙間埋めと緩衝材は特注のブラシにて取合いました。
制御盤、電気回路もオリジナルで製作しました。
モーターにはインバーターを付けて、速度調整が出来るようにしました。
クレーンスケールにて本体コンベアの重量計測状況です。
付属品が全てついている状態では無いですが530キロあります。
実際に、会社の敷地内に落ちているイチョウの葉を濡らしてコンベアに乗せて実験しました。
ブラシも機能してメッシュに付けているアングルアタッチもちゃんと爪の機能を果たしてくれて、落葉は無事にカゴへと入っていきました。
現場設置作業状況です。 想定していたよりも水位と勢いが上がっていて不安の中での作業でした。
いよいよ、このコンベアの最大の見所である、自走して機械自らの力で水の中へと入っていく緊張の瞬間です。
メンテナンスや、日々の掃除に対応できるようにコンベアを回しているモーターの力を利用して自力で陸上へ上がり、水中へ入ることが出来ます。こんなに小さいモーターでこんなに大きな物が上がったり下りたりするところは、本当におもしろいです。
順番に、着実に組上げていき無事に設置が完了致しました。
年末の設置で、稼動させたままお正月を過ぎましたが、年始早々「ちゃんとゴミが取れているよ!」とのうれしい連絡を頂きました。
お客様のご要望があれば、こういった特注機械の製作のご相談もお受けいたしますので、お気軽にご相談ください。